テールのテイル(お話)

テールのテイル(お話)

「TERRE(テール)」とは仏語で「大地」。

厳しい冬の最中、草木は葉を落とし静けさだけが広がります。
しかし、大地そのものは地中で多くの命を育み、春にはみずみずしく、賑やかな新緑と草花が一面を覆います。
この力強い営みは季節の訪れと共につづく「永遠の」象徴。

大地のごとく、包み込むようにお客様の毎日に寄り添い、特別なひとときの一片になるように。。。

そんな思いから、ちいさな洋菓子店は「テール」と名付けられました。



「からだに稲妻が走る」。

本業のかたわら、お手伝いでクリスマスケーキの配達をしていた時のことです。
事情でお届けがとても遅くなってしまい、「さぞや、がっかりされてることだろう」と、
申し訳ない気持ちいっぱいに、聖夜にお届け先のお宅のドアを開けました。

ところが、そこにはケーキを待ちわびていただいた、お子さんたちの満面の笑顔。

それは、どこのお宅のドアを開けても。。。

畑違いの本業からの転身を決意した瞬間でした。まさにからだに稲妻が走りました。

今度は自身の作る美味しいケーキであの笑顔を見たい。

転身後修行を重ねて27歳、美しい富士をのぞむ、横浜市栄区小山台で「テール」を開業いたしました。


これからもお客様、取引先様、そして私の想いを理解して一緒に働くスタッフに、
変わらぬ感謝の気持ちを込めて、家族のような身近な洋菓子店として世代を超えて愛していただける
店作りを進めて参ります。

変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

有限会社パティスリー・テール
代表取締役社長
平山一
平山一